2013/09/23

Roco ET420の照明をLED化してみる

例によって誰も得しない、趣味の鉄道模型(欧州型H0ゲージ)の話です。

TRIXのET420を購入して以来すっかり気に入ってしまい、RocoのET420も中古で買ってしまいました。Modellbau-wikiによれば95~97年ごろの製品で元をただせばRöwa(レーヴァ)が1970年代に出したものを倒産後に引き継いで生産していたもので、かなりの長寿モデルということになります。
そういえば今年(2013年)も生産していたような…。



如何せん古いものなので電装がすべて電球で、N-1000-CLの出力フルでこの様子なので普段走らせるにはちょっとという具合です。室内灯が標準装備なのは嬉しいですが、これではいにしえの列車という風情です。

早速ですが分解写真。両先頭車のライトユニットは電球の光を巨大なプリズムで延々と導光していてLED化しても明るくすることが難しい構造だったため、思い切って赤と電球色の2018チップLEDをライトの直前に押し込んで直接光らせるように改造しました。また、床下もダイキャストを片極として使う構造だったため配線を変更し、燐青銅板を使い接点方式にして分解しやすいよう配慮してあります。室内灯の電源もここから供給するようにしました。強引な構造のため絶縁がちょっと危ういのが難点ですが…(案の定、3回ほどライトを焼き切りました)


室内灯はブリッジダイオードと10μFのコンデンサ、背中合わせにはんだづけした2012の白色チップLEDという構成です。上手い具合に収まりました。

中間車はちょっとややこしいことに…。解かりにくいですが左下と右上のネジがそれぞれ接点になっており、やむを得ずこういう構造に(実力不足) 屋根が深くて部品を置くスペースが多いので助かります。ちなみに、屋根に貼ってある黒いテープは絶縁用です。



そんなこんなで完成したものがこちら。ライトに直接LEDを押し込んだので光り方にムラが出ないか心配でしたがそこまでひどくならなかったので一安心。後進時に室内灯の光が漏れておでこのライトが少し光ってしまいますが、その辺はご愛嬌。

背景が汚いのは気にしない方向で。TRIXのほうも室内灯を(半ば強引に)入れたので華やかになりました。実車に似ているのは当然TRIXのほうなのですが、こうやって見るとデフォルメの強いRoco(Röwa)のほうがかっこよく見えるから不思議です。


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