家に帰ろうとすると必ず大雨になる、天下御免の雨男のわたくしです。梅雨は大嫌い…。
最近はイラストの練習もせずずっとこんなものを弄って遊んでいました。
恐らく70年代後半のメーカー完成品と思われる珊瑚模型のED72/ED73です。
鉄道模型といいカメラといい、どうして古いものばかり集めてしまうんでしょうね>自分
然し、なんでこんなものを買ってしまったのかというと知人に「近所の中古模型店でカワイモデルのED91を見かけた」という情報を吹き込まれた居ても立ってもいられず茨城まで行ってみたらもののみごとにタッチの差で売れていて、仕方無しに店内を見ていた時に目についたのがこの2両だった、という訳です。まあ衝動買いですね。
古い模型を弄るのが好き&ED73のほうが安かったこともあり買ってきてあれこれやってみました。
あれ?ED72は?…とその辺の事情はのちほど。
動力系の分解清掃のついでに安達製作所の両軸モーター(マシマのMC1830)に換装して動きの硬いジョイントをエンドウのユニバーサルジョイント(φ2.0-φ2.4)に置き換えて
現物あわせでいい加減なライトユニットを作って組み込んで
※目隠しに黒い植毛紙を貼ってみましたがこれは完全に無駄っ…。
ついでにボロボロだった外箱も新品を買ってきて作り直して…
いざ完成!と思ったもののギヤ音がかなり大きく走るだけで車体がよく揺れるのなんの
揺れは台車を固定するボルスタに復元バネが無いのが原因のようなので復元バネを入れてみることに。もともとの部品は使えそうに無いのでホームセンターで買ったバネやらワッシャを組みあわせて試行錯誤。ミニ四駆のFRPワイドプレートか何かに入っていたガイドローラーを削ったものをスペーサーに使っています。ビバ適当工作。
いちおう、ここで完成として遊んでいたのですが如何せんギヤ音が気になるからMPギヤに換装したいけどかなり高いし、残されたED72はどうなったのか気になるしで一日三食しか食事も喉を通らない状況だったので…。
両方とも買っちゃいました。てへ☆
大出費です。鉄道は金を失う道とはよく言ったもんです。
数ヶ月経っていましたが幸いにもED72は残っていました。こうなる運命だったんですね(確信)
軸間が35mmなのでエンドウのMPギヤ機関車用Cを購入。奥の古い動力は何だかテトリスのブロックみたいですね。
何もかもお初なのでよく解かってませんが、どうやらMPボルスターAセット(機関車用)というのに元の台車枠を取り付ければいいみたいです…って形状はともかく幅も違うけど大丈夫なのかな。とりあえず元のものと同じくらいの幅になるまで削ってみましたが台車枠が動きすぎても硬すぎてもいけないようで、結構シビアです。
台車枠のほうは、実はいまだに調整中でして
・MPボルスターに当たる面は削って集電をよくしておく
・軸受けを軽く削って地肌を露出させておき、注油する
この2点を修正したところかなり走りが良くなりました。台車枠の固定ですが、元のビスが使えないのでこれまたミニ四駆用の2mmビスに置き換えて適度な緩さに固定しました。強くねじ込みすぎると色々と悲惨なことになります(経験者談)
組み上げると実物よりも軽快な印象になります。モーター部分をダミーで再現してみても面白そうです。見た目はいいんですが車輪は必要以上にフランジが低いため調整が甘いとすぐに脱線します、むう…。
で、やっと台車の加工が終わったのですが今度は床下の穴が小さすぎてMPギヤが当たってしまいます。モーター固定台座の穴あけに失敗していますが気にしないように!
リューターにロールサンダーを付けてガリガリとやりました。1000円くらいで買った安リューターが死んだのでProxxonのMM50/Dという7000円くらいのちょっと高い機種を買ったのですがこれが大正解。余裕の音だ、馬力が違いますよ。
動力には定番のEN-22とだるまやのΦ19のF・ホイールを奢ってみました。そんなにスムーズにはならないと言われては居ましたが、思ったよりも効果があったので良しとします。導入に当たってはエコーモデルで色々とアドバイスを頂きました。こんなド素人にも丁寧にレクチャー下さりありがとうございます。ってきっとうちのブログなんて見て居ないと思いますが(苦笑)
平行してED73のほうもMP化。結局マシマモーターからCN-22に換装。だってマシマさん古いインサイドギア用モーター並みに電気食うんですもの…。ジョイントはタイプ2を使っていますがこの後普通
のものに戻しています。
ついでに購入当初から無かったナンバーはエンドウのレタシールを適当に。ナンバーが付くと俄然男前になりますね。
最後にパンタの留め金がなくなっていたので燐青銅線で補修。新しいものと交換しようと思ったのですが最近のパンタってめちゃくちゃ精密で明らかに浮いてしまうの目に見えていたので現状維持です。
金属製の高価な模型はなかなか手が出せませんが、こうやって古い製品に少しづつ部品を集めていけば工作の勉強にもなるし完成した頃には愛着も湧くし、なかなか面白いのではと思いました。
ま、でもトータルで考えたら高っけえ完成品買うのと変わんないんですけど(苦笑)
工作の要素だとか、独特の重量感は金属製ならでは、と思いますがこういう金属製の高価な模型って自己満足の塊でしかないなぁと感じてしまいます。あまりにも走りが安定しなくて息抜きにRocoのBR01.5を走らせたら鬼のようにスローが効くし静かだしディティールもはるかに細かいし…。 手間とコスト考えたらちょっとくらい気になる点があってもプラ完成品で十分なような。
欧州型だとA.C.M.E.やLS Modelsのように生産国に拘らず良質な模型を作りだす精鋭メーカーがありますけど、日本国内だと日本製なら安心だの、単なる感情論で好き嫌いを語るような頭の悪い井の中の蛙な消費者が沢山居て、こういう輩が業界をどんどんつまらなくしているように感じます。
ま、わたしはネットの風評なんて知ったこっちゃないんで自分の遊びたいもので遊びますが(ノ ・ω・)ノ
こんにちは。購入したのは常磐線土浦駅のポポンデッタですか?
返信削除私が仕事帰りに立ち寄った時、赤い電気が3両(ED91、ED72,ED73)あったので、昔から欲しかったカワイのED91を購入しました。新品同様です。良い買い物でした。珊瑚のものも綺麗でしたがメーカー完成品でしょうか?