2014/12/23

"disc"か"disk"か、それが問題だ。いや、そんなに問題ではないかも…。

 皆様こんばんは。友人にバイク屋を紹介してもらうはずが何故かフルOHをした原付を格安で譲ってもらう方向に話が進んで、恐縮するやら何やらなわたくしです。今からボアアップキットやオプションパーツのリストを眺めて一人ニヤニヤしています。(取らぬ狸の何とやら)

ふと仕事中、discとdiskの違いが気になって帰宅後調べてみたのですが、検索したらアップルのサイトが一番初めに引っかかりました。

技術的には明確な違いがあります。と堂々と断言して事細かに記載してありますが、この文書では何を根拠にしているのか説明がありません。子供の頃『刑事コロンボ』が好きだったせいか細かいことが気になると夜も眠れないタイプ(大嘘)なので調べてみました。

信憑性という意味では微妙ですが、文化に根ざしていると言う意味では意義があるかと思いますのでwiktionaryとWikipediaの文章を紹介しておきます。(以下記載内容は2014/12/23現在)

※以下、中途半端な訳なので気になる方は原文を読んでみてください

・International English*に於いて、diskは磁気ディスクを差す
・媒体が光である場合、コンピュータ用語に限っていえば"disc"を使うことが望ましい
・ハードディスクや他のディスクドライブなど、古いものは"k"が使われ、
 光学メディア、新しいメディアは"c"を使っている
・一般的ではないが、イギリスでフロッピーなどの磁気ディスクをcで示す場合もある

*International Englishについて調べてみましたが、少なくとも技術的な英語の定義では無いようです。

・20世紀、アメリカでは"k"、イギリスでは"c"がそれぞれ多く見られた
・1950年代にアメリカのIBMがHDDを表現した際に"disk"と表記していた
IBMと競合していたHDDのメーカーはわざと"disc"と使い分けていた
・医療分野(眼科と形成外科)ではあえて使い分けている*

*確かに椎間板ヘルニアを指す"slipped disc"は"slipped disk"という表記も見受けられます。

慣例に関する話がほとんどで、「技術的な明確な違い」の根拠は無いように思えます。ちなみに一般的な用例ではGoo辞書研究社 新英和中辞典では"=disk"とされているので、綴りによる意味の使い分けはそもそも一般的ではないと見なせると思います。
確かに慣例的には"k"と"c"を使い分けているようですが、証拠も出さず断言しちゃうのはメーカーとしてどうなのよ、とちょっともやもやする書き方ですね。

もし誰かに違いを聞かれて説明するのであれば、以下のアメリカの言語学者?さんが書いたコラムの説明程度で十分な気がします。

蛇足ですが、個人的にすごく共感できた意見がコメント欄にあったので紹介しておきます。

For geeks, Disc refers to optical media and disk refers to magnetic media. For all others, a generic flat round item is a disc in the UK and disk in the USA.
(オタク共にとっては光学メディアと磁気ディスクの違い。普通の人にとってはんなもの平たい円盤状のものを差すイギリス英語かアメリカ英語かの違い)

200%同感です(´ω`)

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